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作品説明
輪島の老舗「佐伯塗工房」の当主夫人・佐伯寿美江は、六十七歳にして冷淡な夫のもとで二十年間、女を捨てた仮面を被り続けてきた。しかし、晩秋の雨のある日、二十四歳の漆掻き職人・陣内蓮が現れ、その平穏は乱れ始める。
寿美江は、湿度七十パーセントの密室「漆風呂」で検品のため足を踏み入れる。そこで、彼女は着物を剥ぎ取られ、海女の毛筆と鮮烈な辰砂の朱油で白肌を工芸品のように弄ばれていく。外の廊下には夫の足音が迫り、若き雄の荒々しい凶器が、長年干からびていた最奥を無慈悲に貫く。
この物語は、背徳の暗がりで開花する極上和風官能絵巻として描かれ、総字数は約23,500字。
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